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播磨靖夫『人と人のあいだを生きる』を読む会

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株式会社どく社さんから2025年1月25日(土)に、障害のある人の芸術・表現活動が普及していく礎を築いた文化功労者で、奈良たんぽぽの家元理事長の故・播磨靖夫さんが、半世紀におよぶ活動を集大成した遺作『人と人のあいだを生きる 最終講義エイブル・アート・ムーブメント』を刊行されました。

播磨さんは、2024年秋に享年82で逝去。障害のある人の表現活動をとおして、生をより深く、美しく変える社会運動「エイブル・アート・ムーブメント」のなかで深めてきた他者と生きるための思想、社会のはじめかたを、病床から「最終講義」として遺しました。

私自身、本を拝読して大変な感銘を受けました。簡素で平たい言葉で綴られていますが、それは播磨さんが長年に渡って思考を煮詰めたからこその文章だと感じました。行動し(時には失敗もされたことでしょう・・・)、その最後に生きる私たちに遺した言葉の数々。ぜひ、多くの方に知ってほしいと思い、トークインベントを企画いたしました。どく社さんからは「参加者のみなさまと一緒に、本の一部を読みながらお話できる場をつくれたら」と伺っています。どのような場になるか楽しみですね。ぜひお気軽にご参加ください!
coffee books gallery iTohen アジサカ・カネミツ

◎開催日時=2025.4月29日(火・祝日) 14:30〜16:00
◎参加費=(¥1,000/1ドリンク付き)
◎ご予約はこちら→http://www.itohen.info/contact/

◎登壇者
岡部太郎(たんぽぽの家)
1979年生まれ。奈良市の「たんぽぽの家」を拠点に障害のある人の芸術文化活動を支えるさまざまなプロジェクトを実施。近年では障害のある人との新しい仕事づくり「Good Job!プロジェクト」にも関わるなど、福祉・アート・地域・仕事づくりの橋渡しをしている。

森下静香(たんぽぽの家)
Good Job!センター香芝センター長。たんぽぽの家で医療や福祉における表現活動の調査研究、アーロプロジェクトの企画運営などを行う。2012年より、アート、デザイン、ビジネス、福祉の分野をこえて新しい仕事を提案するGood Job!プロジェクトに取り組む。Good Job!プロジェクトでは、2016年度グッドデザイン賞にて、金賞受賞。

多田智美(どく社/MUESUM)
編集者。1980年生まれ。アートやデザイン、建築、福祉、地域にまつわるプロジェクトに携わり、紙やWebはもちろん、建築設計や企業理念構築、学びのプログラムづくりなど、多分野でのメディアづくりを手がける。京都精華大学非常勤講師。DESIGNEASTディレクター、第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の共同キュレーターなど。

末澤寧史(どく社/本の人)
編集者、ノンフィクションライター、絵本作家。1981年、札幌生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。出版社勤務を経て2019年に独立。2021年に出版社どく社を仲間と立ち上げ、代表取締役に。絵本作品に『海峡のまちのハリル』(三輪舎、小林豊/絵)