iTohen 『夜の学校』第1回:美術史編 森口まどか
※この回の教室は終了致しました。
美術のこれまで、これから
美術からアートへの移り変わりをとおして
講師:森口まどか
今日では、美術よりアートという語が頻繁に使われているようです。
近年、あいちトリエンナーレ、ヨコハマトリエンナーレ、越後妻有アートトリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭などなど、全国各地で芸術祭が盛んに開かれるようになりました。また、美術館も私たちが住む町やその近くには規模の大小はともかく、整備されています。美術というかアートというかと日常的に接する機会が、都会に限らずさまざまなところで数多くなってきているわけです。このような情況ができてきたのは、2000年以降のことだと思います。
それではこうした情況を反映して、美術がアートと呼ばれるようになったのでしょうか。それともインターネットからの影響でしょうか。恐らくは、さまざまな要素が重なり合ってアートという語が今では定着しているのでしょう。
この機会に「美術」はこれまでどのように捉えられ、現在のアートとどのような点で異なっているのかをミュージアムという装置を軸において考えてゆきたいと思います。こうした作業を通してアートをより深く見、考えることができるようになるのではないか、と考えるからです。
森口まどか:美術評論家。某私立大学ではギリシャ・ローマからの西洋美術史を講義していますが、専門は20世紀の美術で、1990年代半ばからは特に「ミュージアム」に関心を持っています。
■日時:2017年6月2日(金) 18:30〜19:30
■講師:森口まどか
■参加費:¥1,000(1drinkをお付けして)
■定員:20名
■参加ご希望の方は、お電話06-6292-2812または<contact>ページよりお気軽にご連絡ください。