2011.7.27 _ 2011.8.7
iTohenさんでの展示も今回で5回目。
本当に多くの大切な出会いの場にしていただいています。
このつながりこそが表現の源。
巷ではアートで町おこしが盛んに行われていますが、ここではまず人が主役。
いろんな価値表現のつながりそのものがアートとなっている気がします。
私の制作も「キャンバス」の中での仕事から、空間全体を「絵画」でつくるもの、
「立体的なもの」に多様化してきました。
表現はその外、周りにある世界に干渉するものであるという感覚です。
作品はもちろん、空間が作り出す空気を感じていただけたらと思います。
記 高田竹弥
・
今回、iTohenにて第200回目となる今展では、 弊廊にて5回目の開催となる高田竹弥(たかたたけや)氏をご紹介致しております。
高田さんの作品は、いつも思うのですが、自身の“仕事の跡”を感じません。汗をかいた・・だとか、苦労しました・・だとかの労働の跡を感じないと言うか。作品が、昔から雨風を受け、各々の時間(この場合、人になぞらえて経験と言っていいかと思います)をそれなりに経て、酸いも甘いも噛み分けたモノたちが、静かにしかし雄弁に物語りを聴かせてくれる。そんな錯覚をおぼえます。
今展は「小さな窓から」と題した括りになるとのこと。<窓>は家で言う、室内と屋外をつなぐ部分とも言えるでしょうか。住人次第で、閉めきった空間にもなるし、開け放すことも出来る。ようは、そこに実際に住む人によって空間がいかようでも変わりうる、と言うことでしょうか。
iTohenのそこかしこに、様々な<窓>が並ぶようです。さて、そこから見えてくる風景はどんなものなのでしょうか。
今展は新作を含め25~30点の作品が並びます。
皆様、是非ともご高覧下さいますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
記 SKKY/iTohen 鯵坂兼充
・
高田竹弥 Takeya Takata
<履 歴>
兵庫県生まれ
1992 金沢美術工芸大学/美術学部 油画専攻 卒業
2003 三重/伊賀の里山にアトリエを置き活動
近年の活動
-2011
「高田竹弥・渡辺遼 二人展」桃居(東京)
-2010
「WORD」gallery 古道具 MARUNI(神戸)
-2009
「HAKOART展」すどう美術館(小田原)
「こころの旋律」iTohen (大阪)
「こころをつなぐもの」NOKTA(伊豆)
「白の規律」gallery it’s(東京)
-2008
「時間の園」巡回展 森岡書店(東京)
「薄明かりのなかに」gallery mamma mia(滋賀)
「静かな時間」NOKTA(伊豆)
-2007
「時間の園」iTohen (大阪)
「そこに包み込まれている」ギャラリー島田(神戸)
-2006
「オークション展」すどう美術館(東京/銀座)
「はこ」sewing gallery(大阪)
「Small, Simple & Sweet Project」mamma mia(滋賀)
「ミニアチュール・神戸展 vol.6」ギャラリー島田(神戸)
「そらみいと」soramimibunco×iTohen 協同企画(大阪)
「風によせて」iTohen (大阪)
-2005
「オークション展」すどう美術館(東京/銀座)
「ミニアチュール・神戸展 vol.5」ギャラリー島田(神戸)
「そらみいと」soramimibunco×iTohen 協同企画(大阪)
「つちのきおく」iTohen (大阪)
「セカンドライフ展」銀座三越(東京/銀座)
-2004
「いろいろ展」 sewing gallery(大阪)
第8回 「若き画家たちからのメッセージ2005」展 すどう美術館(東京/銀座)
「COMING ART展」 すどう美術館(東京/銀座)