STORE

iTohen

exhibition

past

中野温子+竹田朋世展「Addictive」

iTohenにて第289回目となる今展では、関西を拠点に活動する中野温子(なかのあつこ)さんと竹田朋世さんをご紹介致します。

MA -Nothing negative, nothing positive –

日本の根本思想である「間(ま)」を西洋の人に伝えることは、自分自身この概念を理解出来ていなかったことの発見でもありました。

Glasgow School of Art: Master of Design/ Graphics(2013年9月ー2014年9月在籍)で私が選んだテーマ「間」 それは自分の最も大切にしている感覚だったということと、これからを生きる上で広く共有すべき概念だと感じていたからです。

遠い異国スコットランドで、深い闇に潜り自分自身と向き合った一年間。 苦しい孤独との戦いでしたが、その孤独は穏やかで幸せな時間でもありました。 デザイン、というよりアート。アート、というより哲学をしていたのか私は、、、。振り返るとそう思います。果てしない思考の旅。 答えはあるようでないのだろうけれど、一年間というリミットの中で見つけた私なりの、いったんの答えをお見せします。

本当に見るべきものは見えないもの。 物事の本質は名前もついていない、そして形もないところにあるように思います。

この作品が自分の価値観、視点を問うきっかけに、そして、より柔らかい感覚で世界を見るための気づきになれば とてもうれしく思います。

記載_ 中野 温子