2021.11.6 _ 2021.11.15
※本展は11月15日(月)で最終となります。
福井美憂さんの展覧会をご紹介するのは、イトヘンでは初となりました。「光を口遊(くちずさ)む」と括った今展。タイトルから、いろんな物事を想起させてくれます。
福井さんは、ミクストメディアと言われる表現を得意としています。mixed(混ぜる、混合)とmedia(媒体、媒質、伝達手段)なので、いわゆる様々な技法や素材で表現をする、ということになるでしょう。
大阪美術専門学校で版画を専攻した福井さんは、元々、版画をしたいがためにその専攻をしたわけではないそう。色んな角度からの視点を拡大したり、素材に触れる機会を得ることが可能だったと言うこの分野を選び、表現の幅をご自分なりに広げる事が出来たと言います。版画を学び、純粋に「ものづくり」の喜びを確認したとも語り聞かせてくれました。
ここ数年で、展示発表の頻度を増してきた福井さん。イトヘンでは、平面作品を中心に展示をしております。
ぜひ、この機会に会場まで足をお運びください。
記載=アジサカカネミツ
◎福井美憂(ふくい・みゆう)
1992年大阪生まれ。2015年大阪芸術大学附属大阪美術専門学校総合アート学科プリントメイキング(版画)専攻卒業。絵、版画、コラージュ、ミクストメディアなど作品に合った素材や表現を選んで創作している。