2014.3.5 _ 2014.3.16
iTohenにて第265回目となる今展は、イケダユーコさんと保手濱拓(ほてはま・たく)さんのお二人の仕事をご紹介致しております。
共に画家として、またイラストレーターとしてゆるやかながらも、しかし自分のスタイルを崩さず活動を続けている作家です。
この二人展の事の発端は、イケダユーコさんが、保手濱拓さんに対して『二人展を開催したい!』とイケダさんにしては大変珍しくアプローチをかけたことから実現に至りました。
何か、作品を通じて心の底の方で流れるものにシンパシーを感じたのでしょうか。あっと言う間の開催となったのです。
個展とは違い、他者の存在を受け入れて行う作業は何も展覧会に限らずだと思いますが、お互いに遠慮しつつ結果、失敗を導きやすいかと思いますが、いやいや実に頼もしく“ケンカ”をしているあたりが見事で、また見応えのあるところではないと感じています。
この“混血”は、二人の創作にとってこれからの転換点となる気がして期待が高まります。
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尚、本展は九州は福岡(警固・けご)にあるアルバスと、コホンと言うスペースへ巡回展示を予定しております。展覧会を重ねる度に成長して行く過程もお愉しみ頂けると幸いです。
・・・『線と面』九州巡回展 2014年4月23日(水)-5月6日(火)
iTohen 鯵坂 兼充
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イケダユーコ
1980.1 広島県生まれ 大阪在住
2002.3 大阪総合デザイン専門学校 イラストレーションコース 卒業
以降、画家/イラストレーターとして活動開始
<個展>
2004.10 寝子[NEKO]/iTohen(大阪)
2005.10 浮遊ひろば/iTohen(大阪)
2006.09 雨の実色 月の下/雨月サロン(大阪)
2007.03 鳥と羽衣ハミング/cafe Banyan tree (大阪)
2008.06 すいへー/sewing gallery(大阪)
2008.11 無国/beyer (大阪)
2009.09 6℃の目(二人展)/galerie 6c (兵庫)
2009.12 沼々[ヌマヌマ]/soramimibunco(兵庫)
2010.10 ゆらぐ/日音色 (大阪)
2011.10 モクセイの耳/家ie (大阪)
2011.12 花を浮かべる/gallery COLOR(兵庫)
2012.10 うみの森/なかなかの森 雨のあと(大阪)
2012.11 TABLE (三人展)/beyer(大阪)
2012.12 香川小児病院:風の伝言プロジェクト 出品提供/塩江美術館(高松市)
その他、グループ展に参加しています。
<イラストレーション>
「通勤電車でよむ詩集」小池昌代 NHK出版/新書カバー装画、挿絵
「悲しき玩具」石川啄木 角川春樹事務所/文庫カバー装画
「すてきにハンドメイド」NHK出版/川上弘美 連載ページ、挿絵
「なかなかの森」webサイト/作品提供 他
<作品集> 「無国」 イケダユーコ/出版:BOOKLORE 2009発行
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保手濱 拓
1980年兵庫県生まれ
画家/イラストレーターとして現在、居住の山口県を活動拠点にしている
2013 保手濱拓 個展/大阪市北区本庄西_iTohen
d design travel YAMAGUCHI EXHIBITION 参加
2012 陶芸家の吉田次朗さんと 二人展/大阪市住吉区_EDAN
めぐるはる展/京都_sfera
meseum as it as 常設展示に出品参加 他多数
他 出版物:「やさしいけしき」 「草にすわる」 (理論社)
受賞歴:第4回 やまぐち新進アーティスト大賞
イラストレーション:ラジオ深夜便
明日へのことば特選集 装丁画担当
兵庫県立某病院にホスピタルアーティストとして作品提供 他