2018.9.7 _ 2018.9.23
私の作品は、ただただ私が見てみたい、私が気になるものやことを写真というメディアを使って制作しているものであり、それを同じように面白がってくださる方が購入し、部屋に飾るなり、引き出し等にしまっておいて時々それを取り出して鑑賞してくださる。そういう使われ方が私の喜びであり、私の仕事であると考えます。
このたび、ギャラリー・ブック・カフェ“iTohen”におきましては、インスタグラムから拾った他人の画像を私が勝手に加工したもの、路上で見つけた落下物(タバコの吸殻や紙くず、果物、ビニール袋の破片などのゴミ)をiPhoneで撮ったもの、私が切った自分の爪の残骸を顕微鏡カメラで撮影したもの、という、ほとんど私の日常生活の中で見つけた非常に個人的な興味を映像化したものを展示、販売いたします。
<インスタグラム>
<路上の落下物>
歩いていてふと足元を見るといろいろなものが落ちている。しかも、靴やタイヤに踏みつけられてぺしゃんこだったり、小さくてほとんど目に留まらないようなものも、気をつけて見始めるとなかなかどうして楽しいものである。
これこそ、まさに路面の複写である。スキャナでスキャンしたいくらいだが、それよりよっぽど簡単で普段いつでも持ち歩いているiPhoneがあったからこそ生まれたシリーズである。
<爪>
一、二週間に一度切り取られる爪がなにかの役に立つとか、再利用できるという話は聞いたことがない。なんか勿体無いではないかと思ったのがこのシリーズの生まれたきっかけ。
しかし、こうして顕微鏡的に見てみたら意外とキレイではないか。ま、そう思うのは私だけか…
記_伊島薫
伊島薫 展 開催サポート:株式会社ミヤビカクリエイティブ 高村和典
<期間中、トークイベントを開催します!>
日時:2018年9月9日(日)17:00〜18:30
会場:coffee books gallery iTohen
参加費:¥1,000(1ドリンク付)
定員:35名
登壇者:伊島薫(写真家)、安齋肇(イラストレーター、アートディレクター ソラミミスト)
伊島薫写真展 開催サポート:株式会社ミヤビカクリエイティブ 高村和典
ご予約は、iTohen=06-6292-2812 またはiTohenのウェブサイト・コンタクトページからお名前、参加人数など明記の受け、お知らせくださいませ。
http://itohen.info/exhibition/2018/08/11/kaoru-ijima-exhibition/