2005.6.21 _ 2005.7.3
<紹介文> | |||||||||||||||||||||||||||
トヨクラタケル・橋本・TA.COの三人の作家をご紹介致します。 もともと専門学校の同窓生だった彼らは、気の合う仲間というよりは、< 絵 >というコミュニケーションの手段を使ってこそ有効な会話ができる仲間だったといえます。 当時3人は普段の生活の中で、大量に作られて大量に使い捨てられていく現代の生産消費システムに疑問を持ち始め、それとは反して長く使って貰えるモノ作りをコンセプトとした<Re:VERSE リバース>というプロジェクトを結成します。 学生とはいえ、ずいぶんと社会的なテーマをとりあげ活動を始めた彼らは 卒業後 事務所を構えオリジナル商品の卸販売も開始するなど 精力的にこのプロジェクトを進めていきました。 やがてこの活動が各所で評価され、毎年 大阪で開催され < ARTSTREAM RIVERPLACE >で10ワットギャラリー賞を受賞することになります。 結成から1年半、確かな経験を積んできた彼らではありましたが 3人で一つのモノを作っていくという連携作業が、次第にお互いの能力に歯止めを掛け始め、結果 解散することとなってしまいます。 しかし、この決断は決して悪い方向へとは動きませんでした。 お互いが少し距離を置くことで各々の表現方法に干渉しあうことのない程良い刺激とバランスのとれたコミュニケーションが生まれ始めたのです。 現在、トヨクラタケルは単独でこのプロジェクトを継続して進め、関東方面にもその活動範囲を広めており、橋本ユタカ・TA.COの両名は一人の作家として個展を開催するなど主に関西を中心に 精力的に活動を続けています。 今展は、解散後 約1年半が過ぎた3人の現状報告を兼ねた第一回目の公開合評会となります。 時間と共に熟成を重ね、それぞれの個性的な味が出始めてきた彼らの作品群を ぜひご高覧くださいませ。 <記> SKKY 角谷 慶 ・
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