今回、iTohenにて第18回目となる企画展では鞄作家:nanaeをご紹介致します。
彼女の作りだす鞄は男性である私自身もがグッと惹きつけられてしまう女性独特のオーラを放ち、新作を発表する度に全く違う新しい顔を我々に見せてくれる。 そこには、制作の傍らで常々書きためられた言葉にヒントが隠されている。その時にしか見ることの出来ない大切な風景や、一瞬の想いを言葉に置き換え、記憶を記録して残していくのだ。
極めて短い時間のことを指す[刹 那]。
彼女の中に生まれる一つ一つの [刹 那]の想いをコラージュし、一針一針パッチワークのように継いで新しい作品が生まれていく。よって、その時の感情や心境で作品も様々な形に変化していく。
2000年より鞄制作を始め、5年目に入った今年のテーマの一つに[原点回帰]というキーワードを掲げたそうだ。原点に戻るとは彼女にどのような心境の変化をもたらすのか?本来 鞄は布、皮といった様々な素材から作られている。その中でも彼女が最も多く作品制作に用いる生地は[糸]を紡いで作られた布である。その鞄の原点とも言える[糸]を紡ぐように彼女は沢山の言葉を綴っていく。ふと天から降りてきた言葉が一本の糸となり鞄へと姿を変えていくのである。
尚、本展では個展に合わせて作られた新作鞄と、iTohenとの共同で制作した[天の継糸]と題し77節の刹那が綴られた200部限定の詩集を展示販売しております。
<記> SKKY 川上勝己
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過去の展覧会> |
2001年5月 |
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初個展 |
同年9月 |
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[ autumnal bag ] ART HOUSE (大阪:堀江) |
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2002年2月 |
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[ spring collection ] AD EYES (兵庫:神戸) |
同年9月 |
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[ La piste ] sewing table (大阪:枚方) |
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2003年1月 |
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[ fil a fil ] AD EYES (兵庫:神戸) |
同年5月 |
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[ Le soleil et le rythme ] sewing gallery (大阪:枚方) |
同年7月 |
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[ Taiyou no Namida ] Trade mark Kyoto (京都) |
同年10月 |
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[ soleil du dimanche ] AD EYES (兵庫:神戸) |
同年12月 |
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1WEEK SHOP[ Sept Plage ] (京都) |
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2004年1月 |
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二つの春を呼ぶ個展 |
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[ 風のリズム] AD EYES (兵庫:神戸) |
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[ 木漏れ日の夢 ] INOBUN (京都:河原町) |
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[ 光の向こうがわ ] sewing gallery (大阪:枚方) |
同年9月 |
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[ 黄金色の抜け殻集 ] 恵文社 (京都:一乗寺) |
同年11月 |
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[ La vie en Rose:cadeaux de Noel] INOBUN (京都:河原町) |
2005年3月 |
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[ セレクトバッグ展] ART HOUSE (大阪:堀江) |
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[リズム] シャムア (大阪:四つ橋) |
同年5月 |
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[ 天の継糸] iTohen (大阪:北区本庄) |
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