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3-mug.exhibition「 gifted mug’s」

<紹介文>
5月3日(火)から開催致します3-mug. 石田久美子・茶谷優美・新谷はるかの三人の作家をご紹介致します。
もともと専門学校の同窓生だった彼女達は各自、卒業後も働きながら平面での発表を地道に重ねてきました。 しかし自分たちの“本当に表現したい事は何か?”という創造的な行為を意識的に開始した者、全てがぶつかるであろう壁に戸惑い、自然と重いテーマから回避するように制作から遠ざかっていきます。
しかし、彼女達は彼女達なりの打開策を作り上げていきました。それが『本音をぶつけ合う場所を作る』ことでした。3人が度々重ねる会話の中で一つの発見があったと言います。それはー感覚ーそのものを概念化しようという考え方であったと言います。例えば打ち合わせとしてよく利用する、とある喫茶店でみんなが美味しいコーヒーの入った<マグカップ>を取り囲む。その共通の目の前にある出来事を取り上げ触発しあうそのことが彼女達の言う造語、<mug mugする>という発想を指します。それは人+人、人+モノ、人+知識の間にも存在するものです。気のおけない者同士を取り囲み<mug mugする>ことで、その都度、表現方法や媒体の利用、また発表する場を変えていく。必然的に前進的なメンバーの流動もあるとのことです。 今回の展示は各自一つのテーマ(架空の物語)を元にし、舞台演劇の脚本のように“各自が今一番興味のある表現方法で”制作に挑むことになりました。
今展は、 大いなる可能性を孕んだ<mug mugする>表現者3名による初の展覧会となります。

<記> SKKY 鯵坂兼充


石田久美子 ISHIDA,Kumiko

茶谷優美 CHATANI,Yumi

新谷はるか NIIYA,Haruka