<かえでまちこ>を何かに例えるなら、「たんぽぽの種」といったところでしょうか?
ふわふわとたよりなさげで風に流されるようであったり、好奇心旺盛な冒険家のようであったりします。 心に強い意志を持ちながら繊細で傷付きやすい性格は、彼女が描く作品を見ても感じ取られます。作者はきっと否定するでしょうが、彼女が描く モノはすべて彼女の分身であり、心のカタチでもあると思います。
なぜなら、 彼女が描いた絵の具のタッチやドローイングのラインには、確かに <かえでまちこ>を感じる事ができるからです。
<かえでまちこ>の旅はまだ、始まったばかりです。 これからどんなところへ行き、どんなことを吸収するのかはわかりませんが、 いつの日にかしっかりと大地に根をはり、小さくとも凛とした花を咲かせて ほしい、、とそんなふうに願うのです。
text:イラストレーター野田知哉
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