2007.10.24 _ 2007.11.4
<紹介文> | ||
島根から大学進学のため、都心部へと上阪した米田にとって、大勢の人々が集中する、その事自体が 不思議に思え、ただただ好奇心を駆り立てられたそうだ。 人、ベランダ、団地、展望台、観光地… 人工物の集積。いわば都市の象徴。 それらを創作の素材として収集するべくカメラを片手に外へと飛び出し だが「何のため」の制作なのかは、本人にも分からない様子。この部分が面白い。 彼女の網膜を通過し、再び息を吹き返したその日常の風景は、どれもが鮮やかな色彩へ生まれ変わり 「ハードルを作って、自分がどうなるかを試したかった」 彼女が今展を開催する理由を最も端的に示した言葉。 <写真>と<絵>というメディアを行き来する中で、彼女が創り出したい空想の産物は 彼女にとっての「ハードル」が一体何であるのか? <記> SKKY_角谷 慶 ・
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