2008.2.6 _ 2008.2.17
2007年1月下旬。
ペットショップから、わが家に小さな家族がやってきた。
コザクラインコの「おとちゃん」
最初は小鳥を飼うなんて予定はなく、犬、猫、フェレット、ハムスターなどを予定して、 飼い方などを参考にしようとネットサーフィンしていたのだが、小鳥のページに思いがけなく 愛らしいつぶらな瞳の小鳥を発見。
「かわい~なぁ。この種類にしない。」と妻にいってみると、簡単に賛同してくれ、
なぜだかトントン拍子で物事が進む。
今までの経験から良い方向にいく時はスピードが速いものだ。
冬に迎えたので温度管理などいろんなことをしなくてはならない。ひなから飼うので特に餌やりも必要。 3時間に1度なので、夫婦でどこかで遠出する時間もなくなった。
毎日がなんだか「おとちゃん」ペースになる。意外なほど大変。
少し経つとおとちゃんもひとり餌になり、やんちゃ度も増し、こちらが何かをいうと鳴いたりと コミュニケーションをとれるのがわかってきた。呼ぶと掌に飛んできたりする。かなり賢い。
当然親が子供を撮るごとく、その記録としての写真を撮る自分がいた。
いろんな顔をするおとちゃんは被写体として申し分ない。もう可愛くて親バカ炸裂になる。
だのに、ペット写真展は沢山あるのに「小鳥」はないものだなぁ。
それならと自分がすることを決心する。
とりあえず写真展「おとちゃん」
その愛嬌があり表情豊かで美しく「いきもの」としての面白さを、
今回のiTohenでの写真展で堪能していただければ幸いである。
<記> 村東 剛
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今回、弊廊では関西を拠点にフリーランスのカメラマンとして活動を続ける村東剛(むらひがしごう)をご紹介致します。
ひょんなことから始まったコザクラインコ『おとちゃん』との生活は、写真家・村東剛にとって今までにない新たな制作の動機となった。日々、驚異的な発見を与え続けてくれる<生きる被写体>に対し、飽きることなく夢中でシャッターを切り続ける作家の姿が目に浮かぶ。それはただの記録としてだけではなくカメラを介して<人と動物>とのコミュニケーションの糸口を探し求めているいるようにも思えてくるのだ。
<シーグリーン>という美しい異名を持つ『おとちゃん』を単色を基調とした背景に収めた
撮り下ろしの写真 約100点を展示予定。どうぞご期待下さいませ。
<記> SKKY/iTohen 角谷 慶
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村東 剛
<略 歴> | |
1966年大阪生まれ 大阪を中心にフリーランスのカメラマンとして雑誌、広告などで活動するかたわら ギャラリーでも作品を発表している。 Official Web Site ムラヒグラフ |
<個展履歴> | |
1992 1994 1995 1997 2004 2008 2月 2008 3月 |
『画く男の物語』_NORTH FORT/大阪 『テントの木の下で』_プラネットステーション/大阪 『ミーハー・ノーツ』_中之島公会堂/大阪 『FU-FU』_Blue Nile/大阪 『shan』_plus OMO Gallery/大阪 『おとちゃん』_iTohen/大阪 巡回企画展_森岡書店/東京 日本橋茅場町 |