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西淑 作品集刊行記念巡回展“WORKS 2020”

ELVIS PRESS(名古屋)よりリリースした、西淑作品集『Shuku Nishi WORKS』、『DRAWINGS』の刊行記念巡回展を開催いたします。今展は、これまでに西淑さんが手掛けてきた装幀の原画作品を中心に、新作もお披露目予定です。

この巡回展は、6月13日:BOOKNERD(岩手県盛岡市)を皮切りに、MINOU BOOKS&CAFE(福岡県うきは市)、長崎書店上通店(熊本市中央区)、Title(東京都杉並区)と周り、ここイトヘンで最終となります。ぜひ、お見逃し無く。

◎西淑 作品集|Shuku Nishi WORKS(ELVIS PRESS)¥3,818(税別)
書籍の装幀や広告、雑誌などで幅広く活躍中のイラスレーター、西淑(にし・しゅく)が、2009年〜2019年に掛けて描いた作品をまとめた集大成的作品集。様々は表現手法に挑戦しながら、一心に自分自身と向き合い、描き、生み出された作品群。年数を重ねる度、その筆致に静寂な豊かさを蓄えてきた彼女の10年間の歩みをまとめたものです。ぜひ、お買い求めください。彼女と親交の深い小説家:千早茜によるテキストも収録。

◎ドローイングは、感覚的に筆を進めるので、ほとんど何を描くとかは意識せずに描いています。
線を引いて、その線からまた次の形が生まれて行くのを愉しんで描いています。
紙は古い印刷所から出てきたデッドストックの紙に墨で描いてます。

版画の作品は、ハサミで切ったり、ニードルという道具で引っ掻いたりした紙の版にインクをつめて
プレス機にかけて転写します。
プレスすることで自分でコントロール出来ない擦れやインクの滲みが出てくるところが、とても面白いと思っています。
抽象的な形は石や雲自然の造形物をイメージするところが多いです。

切り絵の作品は切ったパーツにクレヨンとアクリル絵の具で着彩して、それを貼り合わせて作っています。
これらの作品は具体的なモチーフや、物語を想像できるものを描くことが多く、作品の向こう側にいる人を思いながら作ることが多いです。

油絵は一番時間がかかる作品なので、描いている間に様々なことを考えながら描いています。
気持ちが乗っかりやすいので、祈りを込めるといったら大げさですが、そういう気持ちが入り込みやすいです。

西 淑