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中野真典 展「をとめのすかたしはしととめむ」

※iTohenの次回の展示は2019年9月7日(土)吉田実穂さんの展示から再開です。その間、喫茶の営業もお休みです。ご了承くださいませ。尚、<下記店休期間>のイベントは、facebook他のSNSをご覧くださいませ。

中野真典(なかの・まさのり)さんの新作展は、ここiTohenでは2回目の開催となりました。もうかれこれ20年以上前、たまたま某画廊で作品を拝見したことがあります。よほど印象が強かったのか、横たわった人物が描かれた大型の油彩画を久々に拝見したのは、ギャラリー草(そう)[大阪府豊中市]と言う場所でした。
今や名前や作品を知って下さる方が随分と増えたミロコマチコさんが、ビリケンギャラリー(東京)で開催されるグループ展を拝見した事があります。その参加者の中に、お地蔵さんを描く、中野さんの作品がありました。ミロコさんの念願だったという、その場所で展示をされて、それは応援する一人としては、観ておかなければならない、、。そんな気持ちで上京してきました。しかし、正直に言えば、その小品は、私にとって忘れ難いものとして、今でも心に響き続けています。

今回、古いもので18歳の頃に描いた作品も並べてくれました。年代は様々ですが近作も含め71点の作品をご披露して頂いています。

中野さんは偶然の出会いとは言え、絵本の分野でも活躍されています。料理研究家・文筆家の高山なおみさんとのコンビで出された数々の絵本は、ファンの方であれば手元に、また書店などで見かけられたことでしょう。

中野さんの奔放で、しかし自制の効いた絵をみていると、高山さんが彼の絵に惚れ込んだ理由が、よく分かる気がします。

この機会にぜひ、会場まで足をお運びください。

少々、「シャイ」な人物ですが、会場におりますので、ぜひ話をしてみてください。少年も少女も、老成した大人をも同居させる中野さんの魅力的な人物像に、それこそ「ノックアウト」されること間違いなしです。

記載=鯵坂