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本城まい子 個展「かくらす」

今、iTohenで展示をしてくれている本城まい子さんは
昨年の夏、13年か14年振りに再会しました。
当時、僕はデザインの専門学校で版画(シルクスクリーンやら、銅版画やら)をメインに講師をしてました。
それが25歳〜30歳の間。
学校の屋上に小さなきったなーい掘建小屋のような版画専門の部屋があり、そこに入り浸って仕事をしてました。
本城さんは直接、教える機会に恵まれませんでしたが、好奇心旺盛なのか、ちょくちょく覗きに来てくれてた そんなお一人です。
確か、同期では亀澤裕也くん(絵本や児童関連のイラストレーションで東京で活動)やトヨクラタケルくん。そしてTACOさんやらの世代だったかと。
と、いうことは一つ上だと、角谷くん(独立してsu-と言う屋号で活動)やら、ドイツはミュンヘンで調理師をしている田中健太くんらがいたはず。
学科も違うし、妙な影響を与えてもまずいと思ってたので、本城さんに対しては、あまり積極的にコミュニケーションをとらずにそのまま、、となってました。
ひょんなことから再会し、絵を描き続けていることを知り、そしてそれが予想以上に旺盛な活動だったので俄然、嬉しくなり展覧会を開くよう、けしかけたワケです。
原画をみていただかないとなんとも形容しがたいですが、この画力。アプローチの仕方次第で、絵本やイラストレーションの現場で
今後、活躍しそうです。
と、思い そのような立場で働いている方に、今 押し始めたところ。
贔屓目なしで、素晴らしい仕事をすると思いますよ。
どうですか? 今のうちに。
派手さは正直ないです。でも、忘れた もしくは忘れかけてた時間の流れ方が、本城さんの絵には残されてます。
お客様も『良い日本を見せていただいた気がします。』とコメントされてました。
年々、ちょっと慌ただしすぎやしませんかね。。
立ち止まって考えるには、善き媒介物だと 本城さんの仕事を拝見して思っているところです。

記:iTohen 鯵坂

 

本城まい子