2014.2.19 _ 2014.3.2
iTohenにて第264回目となる展覧会では、関西を拠点に活動する作家:植田志保(うえだ・しほ)さんをご紹介致します。
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冬になると
実家の田んぼ一面は おじいちゃんとおばあちゃんが
一年を通して 育ててきた葉牡丹でいっぱいになる
おじいちゃんは かつて学校の先生をしていて 冬になると
学校に「色みが少なくなるから」と 繊細で確かにカラフルな葉牡丹を
地域の小学校や幼稚園にあげていてた
にぎやかでもなく
目立ちすぎない
ささやかな色を わたしはそれに憧れていた
春がくる
おじいちゃんとおばあちゃんも
色どりが増してきて
やっぱりいつでも憧れていた
植田志保
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植田志保_Shiho Ueda
1985年 兵庫県生まれ。
「色のすること」と冠した抽象的表現を、言葉や絵に置き換え、平面のみにとらわれない表現を発表してきた。 その活動は国内のみにとどまらず、海外にも発展している。
主な活動に、 KARIMOKU NEW STANDARD/ミラノサローネ出展に際しイメージ画提供
個展: 植田志保展 色のすること@Gallery Books Coffee iTohen/大阪 Depot Basel:MUSTERZIMMER 11 /チューリッヒ アパレルブランド furfur 2013 s/s collection/アートワーク担当 風の伝言プロジェクト(国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター)/作品提供 雑誌・coyote(スイッチ・パブリッシング社))SPECIAL ISSUE 2013/イラストレーション提供 他 個展及びグループ展、多数。
■なんばCITY 「CITY SPRING COLLECTION」 2014.2月20日~4月上旬 なんばCITY館内はじめ、看板広告、地下鉄御堂筋線の吊り広告などに展開される メインビジュアルを担当。
■季刊誌「草月」 2014.春号 華道の流派_草月流が発行する季刊誌「草月」の連載:江國香織さんのエッセイ《花の季節(とき) 私のとき》に 添えるイラストレーションの担当がスタート。
http://shiho-ueda.com