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鍛治本 武志・池田 慎・佐川ひとみ / KIS展「おばけ屋敷」

おばけ屋敷

大阪芸術大学で共に活動していた3人が、数年の時を経て再び作品を突き合わせます。
各々いかに変化し、また変わっていないのか。
お互い何が出てくるか解らないそんな状況・・・・・・

ふと、『おばけ屋敷』と云う言葉が浮かびました。

iTohenにて第216回目となる今展では、関西を拠点に活動を続ける鍛治本武志氏、池田慎氏、佐川ひとみ氏をご紹介致します。3名によるグループ展としての発表になります。

鍛治本さんは、2011年の3月に個展を開催しました。とても自信なさげで、でも創作こそが彼の精神の根本を支えており、なんとか解決の糸口を見つけるためにできる限りの努力はしておきたい。そんな印象を感じさせる方でした。
ところが発表後、自分の立ち位置を客観的に見出したのか、躍動的な活動を始めます。
その一つが、自ら企画した「おばけ屋敷」と題した3人によるグループ展。その“おばけ”とは、何を意味するものなのか?

表現の方法は、様々ですが、あえてテーマを設けて挑む今展。
各々の視点に是非、ご期待頂ければと思います。

<記>  iTohen 鯵坂 兼充

鍛治本 武志 Takeshi Kajimoto
1974

1997
1998

2000

2001

2002
2003

2008
2009
2010
2011

大阪府生まれ
大阪芸術大学デザイン学科グラフィックデザインコース卒業

第2回サムホール大賞入選
個展「鍛治本 武志展」(ギャラリーくるせ)
大阪芸術大学デザイン学科卒業

個展 「鍛治本 武志展」(シティギャラリー)
グループ展 「思考Ⅶ展」(シティギャラリー)

グループ展 「思考Ⅷ①展」(シティギャラリー)
グループ展 「思考Ⅷ②展」(シティギャラリー)
グループ展 「振動する平面展」(シティギャラリー)
グループ展 「LIFE展」(シティギャラリー)
個展 「鍛治本 武志展」(シティギャラリー)
GEISAI#3 出展
GEISAI#4 出展
GEISAI MUSEUM  出展
GEISAI MUSEUM 2 出展
OTHER PAINTING IV (Pepper’s Gallery)[東京]
個展「鍛治本武志 cutting life」[立ち呑みギャラリー新聞女]
個展「鍛治本武志展 世界は万華鏡」[iTohen gallery]
アートストリーム2011 in DAIMARU SHINSAIBASHI  FM802賞

http://www.kajimototakeshi.net/


「自分は駄目だ。」
時々絵を描いていている時にこんな思いが突然湧き出て押しつぶされる気持ちになる事があります。
「もう絵をやめないといけないのでは・・・。」
それは本当に言葉では表せない絶望的な気持ちです。
でも最近気づくのは、それは絵のどこかが部分的に間違っている時や何かが足らない時、現時点に変更を与えなければいけない時に
なぜかそんな気持ちになるようなのです。
「ひょっとしたら神様か何かがアドバイスしてくれているのでは・・・。それだったらそれでもっとやさしく教えてくれたらいいのに・・・・他にも伝える方法があるだろう・・・。
いや単に自分の感覚の危機感から来るのか・・・。それにしても、こんな繰り返しがずっと続いて自分は持つのだろうか・・。」
今ではその絶望感も少しは味方になると考えれるようになったのですが、絶望感に打ちひしがれている時の気持ちは本当に地獄、恐怖です。

こんな状況はまさにおばけ屋敷。

池田 慎 Shin Ikeda
1974

2011

2012

2011

2012

大阪生まれ

個展
ビストロハル展 ビストロハル(京都)
無地 アートスペースかおる(神戸)
器用貧乏 2kwgallery(大阪)
補助 ストリートギャラリー(神戸)
現在地 garalley Den mym(京都府南山城村)
三日で作る木彫展 Barメタモルフォーゼ(西宮)

グループ展
To You展 海月文庫(大阪)
オフィス 奈良御所秋のパン祭り(奈良県御所)
明界要介氏と二人展 外の部屋 2kwgallery(大阪)


身の回りにある物を素材に、
手芸や工作と言われている手法で、
大きな回り道をする様に、
故に目的地が少しずれてしまった様な、
違和感の最小限の最大化を目指しています。

おばけは日常に現れる異物です。
日常から少しずれたところにある物、
作品も斯くありたし、と思っています。

佐川 ひとみ Hitomi Sagawa

1978年生まれ
2003年大阪芸術大学美術学科彫刻コース卒業。


私の手で作ったはずなのに、私自身よくわからない謎の生き物たちです。