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植田 志保 展「色のすること」

iTohenにて第214回目となる今展では、関西を拠点に活動を続ける植田志保(うえだしほ)氏をご紹介致します。

*
植田さんの作品にはハッキリとした特徴があります。
それは“色”。

その定着法は様々で、平面にとらわれず、自ら“つぶ”と呼ぶ細かに彩られた
紙の束であったり、アクリルで囲まれた箱のようなものであったり。

いずれにせよ、とある色と色の偶然的な「出合い」で生まれる多面的な作用を
創ることに、植田さんの意志が集中しているかのようです。

絵の裏側には必ず言葉の断片的な組み合わせのようなタイトルが付けられています。
今展のサブタイトルにもあるように“枝豆の声はホトトギス色”と、
少々 不思議な意味の言葉が添えられてはいますが、
そのどれもが自ら名付けた新しい色の事を指しています。

「色の魔法使いになりたいんです!」と目をキラキラさせて言われた時には、
正直 困惑してしまいましたが、今展の準備にあたり、幾度と打ち合わせを
重ねて行く中で、彼女の本気度が見て取れるようになりました。

植田さんの作品を通して、鑑賞者の中にどんな色の風景が生まれていくのでしょうか。
僕は、その成り行きを楽しみにしてみたいと考えています。

新旧合わせて40点を越える作品の中には、シャツの製作者、家具職人の方、
映像制作の方々ともコラボレーションされたものもお披露目です。

展示期間中は、植田さん本人も在廊し、実際に来場された第三者との
コミュニケーションでしか生まれない流動的なドローイングの制作も
予定されています。

この機会に、是非 ご来場下さいませ。

[制作協力]

Mark /Makoto Nakahara
Motosuke Kashiwabara
kuboken24

<記>  iTohen 鯵坂 兼充

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植田 志保_Shiho Ueda

1985年 兵庫県 生まれ。
透明水彩画を中心に、「色の すること」を モチーフ に活動中。

◯これまでの主な展覧会
2005.12 京都/松田倉庫『SLOW PARTY starry by DITA』
2007.10 京都/.cafe gallery プロペラ
2009.2 東京/.period原宿『 bule bule present うえだしほ/フジヤマゴウのmeeting 』
2009.6 大阪/SEWING GALLER 『おんさ』
2010.1 東京/Galler ARTPOINT『Aquarelle』
2010.2 シンガポール/KIZUKI+LIM 『KIZUKI+LIM ×Shiho ueda exhibition』
2010.6 大阪/kra”f『植田志保 展  雨の ひとつぶ』
2010.7 大阪/iTohen『おんさ』
2010.8 京都/gallery main『ポ展』
2010.9 兵庫/ROKKO MEET ART 『芸術散歩2010』 柳原照弘氏と西畠清順氏とコラボレーション
2010.10 大阪/SAi reception party 『霧 のひとつぶ』
2010.11 京都/萬福寺『萬福寺芸術祭 -EN-』
2010.12 京都/gallery main『postcard×portfolio展』
2011.03 東京/ART POINT銀座 『Abstraction 展』
2011.04 大阪/vandange+ LIM 個展『ひとひら』
2011.05 ベルリン/Garelle DEN 『spring exhibition』
2011.06 大阪/日音色 『おんさ』
2011.08 東京/ART POINT銀座 『EARTH by HEART展』
2011.10 大阪/CIRCO MITALI 『みるためのキャミソール 展』

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