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Peeco 展

写真だけでも、絵だけでもヒトコトだけでも、こういったページを立ち上げたからにはサクっと更新すればいいのですが、なんだか書くことが多いのか全く無いのか分からず・・のこの最近を過ごしていました。
<忙しい>と言う心持ちの時は危険ですね。「心」を「亡くす」そのままだと思います。漢字を考えた人に感服です。
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iTohenでは、今 peecoさんの展示をして頂いてます。
そう、あの「おずぎとピーコ」のピーコさんです。

この前、twitterを見てきました・・ファッションチェックされるんですか?って
来られた一人の方が言ってはりましたが、当然しません(笑)

でも、人のことは言えなくて、実際にお会いして話しをするまで、そんな事を考えたりもしてました。テレビで勝手に植えつけたイメージは、なかなか強靭なのですね。

元々、東京の日本橋:茅場町にある「森岡書店」さんで、これまで3回に渡り展示をされてました。
たしか昨年の暮れでしたか。。森岡さんから連絡があり、ピーコさんの展示が出来ませんか?とお伺いを立てられたのは・・。

一瞬、躊躇しました。
「芸能人の展覧会~!?」「なんかiTohenって、タマシイ売ったんちゃうの~!?」ありもしないそんな外野の声が聞こえます。
でも、森岡さんのふんわりとした声で、「良い方なんですよ。尼さんみたいで。」と言われると、兎にも角にも本人と会いたくなりました。

しばらくして・・ マネージャーの方と登場したピーコさん。その日は帝国ホテルでディナーショーがあるとのこと。そこからiTohenまで徒歩で来られたとのこと。物腰の柔らかい、丁寧な方で、僕の中の植えつけられたイメージが根こそぎ持って行かれました。

そして、展示に至ったわけです。


18日(土)は名古屋へ。作家の尾柳佳枝さんの巡回展示の話をON READINGさんに。その後、佐藤貢さんの展示を拝見。またも新作を作っていてビックリです。

そこでもまた、ピーコさんの話になり。。

「目も悪くして、身体は男性なのに心は女性で、そら想像以上の苦労があった方なんでしょね~・・。多分、そんな人が創る物は、どっかしら、言葉に言い換えられない<優しさ>がありますよね~・・」と佐藤さん。さすが、アンタはほんまスゴイ。

佐藤さんの作品をご存知の方はよくわかると思いますが、彼の創りだす時に生まれるエネルギーは、並大抵の作業ではないと思います。それこそ、想像するだけで恐ろしいぐらいの密度ですが、やっぱり<優しさ>が奥のほうから伝わってきます。そんな体験を常々やってるからこそ、出てくる言葉もあるのだなぁ、、、と関心しきりでした。

今、作品の周りには色々な方からお送り頂いた御花で、ざしずめ“笑っていいとも”状態になってますが、是非、ご覧いただければ嬉しいです。