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room 展

■[展示概要]

本展は、女の子の部屋をテーマにした6人のグループ展です。
6人が6通りの手法を使い、女の子の部屋のイメージをつくりあげます。

私たちは10年以上前に出会い、同じアトリエでともに絵を描いていました。
当時好きだったテーマが「女の子」。
10年が経った今、一人はアトリエでアー ティストを サポートする仕事に就き、一人は作家として自らの窯を持ち、また、小学校教師として 教壇に立つ者、デザイン会社に勤めている者、税理士の勉強に励む者もいますし、コピーライターとして仕事をしている者もいます。

今回の展示ではそれぞれの手法を使い、ふたたび真っ白なキャンバス・空間に向き合 います。感性の軸となった思春期をともに過ごし、今は別々の道を歩む私たち。不思議なつながりを、作品を通じて感じていただければと思います。

■[趣旨]

このグループ展に特に趣旨はありません。 「ただの思い出作り」「ストレス発散」、 そう思われても仕方ありません。
だって、自分たちがやりたいことを、思い切りやってみただけだから。大人気なく、大好きなものをつくってみただけだから。
大人になって何年もたつはずなのに、私たちはまだ、小さな「女の子の部屋」から出られずにいるようです。


[紹介文]
今回、iTohenにて第128回目となる今展では、“room”と題した6人によるグループ をご紹介致します。


作風、制作スタイルともにバラバラだが、彼女達が目指す「心意気」は一様に高い。 仕事も安定し始めた20代後半の彼女たちにとって展覧会をするという事ははっきり言って面倒であり、また余計な作業だろう。 しかし、この面倒な作業の中にこそ前進するべき重要な手がかりが隠されている事を実に良く知っている。

当方では初めてのケースだが、広報におけるプレスリリースの制作からフライヤーに至るまで全てが彼女たちの準備によるものだ。
束になるとこうも推進力があるものかと感心さえしてしまう。果たしてこの6人を乗せた舟はどのような旅を創り上げて行くのであろう。私は一鑑賞者としてとても楽しみにしているのだ。

<記> SKKY/iTohen 鯵坂兼充

 

■青木邦恵

1982年生まれ。
大阪成蹊女子短期大学デザイン美術科美術コース卒。
卒業制作展にて学長賞。
倉敷芸術科学大学芸術学部工芸学科ガラス工芸コース卒。

繊細な色彩・フォルムでのガラス作品制作を行なっている。
現在は岐阜県に窯を持ち活動中。

2003:尾道帆布展 2004  がらすあそび展
2005:わんわん大賞展 入選
2005:倉敷芸術科学大学 卒業制作展(倉敷市美術館/神戸北野ガラス館)
2005:同学芸術学部工芸学科ガラス工芸コース卒業
2006:岐阜県美術展 秀作賞    青木邦恵・魚井リカ2人展
2007:瑞穂市美術展 市長賞
2008:bar akadama in cafe Siesta 岐阜県美術展入選


在廊日:7日(日)、14日(日)

 

■田中範子

1981年生まれ。
大阪芸術大学美術学科卒。
小2より書道を始め現在も続けている。師範取得。
絵画制作では油絵具、ペン、クレヨンなどを使っている。
風景や植物を描くのが好き。

現在はアトリエスタッフとしてアーティストのサポートを行なっている。

2004:大阪芸術大学美術学科卒業制作展


在廊日:6日(土)、7日(日)、13日(土)午後5時半~、14日(日)

 

■青木祐輔

1981年生まれ。
大阪教育大学教養学科芸術専攻美術コース卒。
大学入学の際、立体作品の記録のため一眼レフを購入したことを機に写真を撮り始める。以後、逆光、白いもの、ぽつんとあるものに興味を持ち、撮り続けている。
現在小学校の教師。最近は 友人の結婚式の写真をとる機会が極端に増え、困惑中。

2001:二回生展
2002:ひらがなかよし展
2003:色展、ネフ展、グループ2D展(奈良市写真美術館)
2003:奈良高校OB展(奈良文 化会館)
2004:卒業制作展(湾岸ギャラリーcaso)
2005:こどものなかのこども設立
2006:カメラ日和掲載


在廊日:6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日)

 

■井上聡子

1982年生まれ。
嵯峨美術短期大学美術学部美術学科版画コース中退。立命館大学法学 部法学科司法専攻卒。20年以上にわたり、女の子のイラストを描く。現在、横浜にて コピーライターとして仕事をしている。

2007:8月雑誌「ブレーン」誌上「C-1グランプリ」ファイナリスト


在廊日:14日(日)

 

■魚井リカ

1981年生まれ。
京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。
現在、テキスタイルデザイン事務所に勤務。
染めやテキスタイルインクジェットプリント、ミシンワークといった技法を使 い、おもに布・羊毛・絹糸を素材とした作品を制作している。
テーマは、 皮膜・境界としての皮膚や衣服。着ることで境界が意識化されたり 、逆に溶け合うようでもあり・・・。
外界の影響を受けながら、自己の内面を映し出すもの。

2007:京都市立芸術大学大学院美術研究科修了


在廊日:7日(日)、13日(土)、14日(日)

 

■八幡美央

1981年生まれ。
大阪教育大学教養学科芸術専攻美術コース卒。
大学在学中は平面デザイン作品を制作。
現在は税理士資格取得にむけて勉強に励みながら、ポスターやフライヤーの制作を中心に活動中。

2001:二回生展
2004:卒業制作展(湾岸ギャラリーcaso)


在廊日:6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日)