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GALLERY IT’S 企画巡回 数字展

[開催のご挨拶]
数字はそれ自体が、またはいくつかが並ぶことによって、文字(言葉)や色と同じようにときに私たちにとって特別なものになります。
例えば、大切な人の誕生日や電話番号の数字。また12月25日(12、25)など、それを知るたくさんの人々の心に、想い出と一緒に宿っている数字。
そんな“誰かにとっての特別な数字”は、私たちの感情を喚起させ、記憶を呼び起こし、本来の“数をあらわす”という役割以上の特別な意味を持ちはじめます。

そのような意味で、現在『911』という数字は、世界中の人々に、ある同じ出来事を思い起こさせる数字といえるのではないか?と、このたび、数字をテーマとする展覧会を昨年2007年9月11日スタートで開催いたしました。

9月11日の出来事は、個人的には大変衝撃的で、忘れえないものですが、今展覧会ではその出来事とは直接関係なく、自由に作品を制作していただきました。 gallry it’sでは3度目の開催となった数字展。

<記> GALLERY IT’S 代表 たかついずみ

[紹介文]
gallery it’sは東京の渋谷区猿楽町にあります。 ひっそりとした佇まいながらも、『確かにそこにある』と言った、ある種の気概を感じるギャラリーを代表のたかついずみさんが主宰されています。

そこに縁のある作家達が一つのテーマ=数字を元に、色々な気持と意味と背景を盛り込み作品展示を行いました。 東京で展示された今展は、2008年の1月からの1ヶ月間、広島のギャラリーセロにて巡回され、弊廊にて巡回開催されます。
現在、またこれからを担うであろう、才能溢れる作家達が紹介されます。是非ともご高覧下さいますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

<記> SKKY/iTohen  鯵坂兼充


 

[参加作家のご紹介]


1_井上陽子
(いのうえ ようこ)
1975年生まれ。
イラストレーター、コラージュ作家。 京都造形芸術大学卒。
2001年よりイラストレーターとして活動開始。 雑貨のデザイン、商品企画も手がける。http://craft-log.at.webry.info/
2_武井実子
(たけい じつこ)
1976年生まれ。
会社員を経て、2006年SAB LETTERPRESSを立ち上げる。
活版印刷を未来に残すため、日々活動中。http://www.SABLETTERPRESS.com/
3_西舘朋央
(にしだて ともお)
1978年生まれ。
成城大学卒業後、音楽制作会社に勤務。
退社後、本格的に絵画活動を始め、旅先で制作した作品を本やポストカードにして販売。http://www.tomoonishidate.com/
4_to-kichi
(トーキチ)
1979年生まれ。
工作作家。2004年東京藝術大学卒。
工作・版画によるインスタレーションや本づくりのほか、2004年より子どもの工作教室「画伯部」も主宰。http://www.to-kichi.com/
5_飯田竜太
(いいだ りゅうた)
1981年生まれ。
2004年日本大学藝術学部美術学科彫刻コース優等賞卒業。
在学中に「第22回グラフィック一坪展」グランプリ受賞。日常に在る、紙、本を題材に作品を制作。
モノが持っている資質と行為の関係性を違った認識から捉え、製作過程により、また違った行為を付随させた作品(モノ)を制作する。
2004年の一坪展では、「本を開かずして読む」というテーマから、資質、質量を変えず「本」そのものを「切る」という行為のみで、違った視点での「文字、本」を見ることが出来る作品を発表。
代表作となった。常にモノと行為という関係性を彫刻的視線から見続け、制作に取り組んでいる。
日本大学芸術学部美術学科彫刻卒業。 現代美術家。
在学中に「グラフィック一坪展」グランプリ受賞。本や文字の関係性を探る作品を作る。

http://www.ryutaiida.com/