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大年 刺繍の村から:巡回展

<紹介文>
来る4月4日(水)~4月29日(日)、弊廊 iTohenと SEWING TABLE COFFEE、共催による
『大年 刺繍の村から』展を開催いたします。

中国南西部、ベトナムに程近い山村”大年(ダーネン)”。
そこには美しい伝統刺繍を守り伝えるひとたちが暮らしています。
昨年の春、この展示会を企画するメンバーの1人がある女の子と出会いました。
彼女は母方にミャオ族の血をひくトン族の女性。誇らしさに顔を輝かせながら彼女が見せてくれたバッグや靴には、 おばあちゃんが刺し重ねたというそれは美しい刺繍が息づいていました。

自分の大切な誰かを美しく装うため、一針一針さし重ねる喜び。
その愛情を誇らしく大切に受け止める笑顔。
何かに出会える強い予感に導かれて、私たちは遠い国の山奥に暮らす彼女の村を訪ねました。

初めてなのになぜか懐かしい風景、無垢な子供たちの笑顔、村全体がひとつの家族として暮らす心の距離感、刺繍を楽しむ女性たち、そして晴れの装いに身を包み喜びを弾けさせるお祭りの日。

トン族、ミャオ族のひとたちはその食文化、風俗習慣から、われわれのルーツであると言われています。
言わば遠い親戚。 海を渡り日本に暮らす私たち旅のメンバーが、そこで受け止めたものを、それぞれ自分にできる方法でお伝えしようと企画した展示会です。

大年村の女性たちが作った刺繍作品やその暮らしぶりを、iTohen、SEWING TABLE COFFEEが それぞれのアプローチでご紹介するとともに、両会場で大年を紹介する映写会も予定しております。

また、刺繍作品や大年の女性たちと”yupu”のコラボレートバッグ等の販売も企画しております。
さらに、大年の旅と暮らしを綴ったリトルプレスを2冊、出版いたします。

<記> 一井伸行

企画メンバーのご紹介

SEWING TABLE COFFEE  玉井健二、玉井恵美子  http://homepage3.nifty.com/h-gakuen/19ochaya.htm
枚方市星ヶ丘にある昭和初期から続く洋裁学校の裏手にある喫茶店。
2002年に開業以来、雑誌「Ku:nel」も特集ページを組むなど、地元から遠隔地に及び多数のファンを持つ。また神奈川県葉山に拠点を置く作家:永井宏氏の主宰する<WIND CHIME BOOKS>から 「夾竹桃の花が揺れる頃に」の出版も行う。

iTohen  鯵坂兼充
グラフィックデザイン事務所SKKY(スカイ)が運営する複合ギャラリー。
ジャンルを越えた作家の発掘と発表の場を求めて2003年12月に開設。
また、同施設では定期的に多数のワークショップを開催している。

BOOK LUCK  山村光春
雑貨と本とカフェをこよなく愛し、愛するがあまり仕事にしてしまい、しまったと思っているフリーエディター&ライター。
著書に「眺めのいいカフェ」「take away souvenir」など他多数。また大阪・南船場のショップ「prideli graphic lab」のディレクションも行う。雑誌「リンカラン」の執筆でも活躍中。

NOBUうどん  一井伸行  http://www.skky.info/itohen/news/nobu_udon.html
今展の企画主催者でもあり、iTohenを活動基点に、各地で<手打ちうどん>の参加型ワークショップを行う講師。人と人とのコミュニケーションのあり方を<うどん(食)>を打つことにより探る稀有な存在。

yupu  一井由美  http://www.eonet.ne.jp/~yupu/
オリジナル雑貨ブランド「yupu(ユプ)」主宰。できたものは、人のつながりや縁という風に乗って伝えていけたら、、、と思い、yupuを立ち上げる。クリエイターズブランド:「POO PRODUCTS」のメンバーでもある。今展では、大年の女性達から送られてくる“刺繍”と共にオリジナルバッグ制作を行う。

Catering AO <青>  中西ゆうこ
今展の関連イベント[大年 映写会]で各会場にて初のケータリング活動の開始をする。
今回は<NOBUうどん>とともに中国:大年の日常食“打油茶”や“桂林米粉”の調理に参加です。
彼女の活動にご興味がある方はまず、お手紙を。

連絡先 〒6120887 京都市伏見区深草野手町42番地 AO 中西ゆうこ