2006.11.1 _ 2006.11.12
<紹介文> | ||||
関西を拠点に活動を続ける川瀬知代は、 昨年の同時期に弊廊にて発表をし、今年で2度目の開催となる。
作家として意識を明確にし、創作活動を始めて以来、川瀬の描く絵には”山”やそれを象徴化したような”三角形”のカタチが 頻繁に登場する。 度々登場するそれらを観ていると、彼女が生まれ育ち ある程度の人格が形成されるまで過ごした 三重県北部の緑豊かな山々に囲まれた環境が強く反映されていることは無視できないことに気付く。 川瀬曰く、「 創造物とは 私が創れる 人工的な自然物 」。 山々(古代から続く自然)は我々の想像を超える多くの生命の営みが存在する巨大な自然の塊であるが、 それらが互いに強く呼応したとき、川瀬の中で視覚的に何かが形成されていくのであろう。
新たな川瀬の一面をぜひ観て頂きたい。 <記> SKKY_角谷 慶 ・
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