今回、iTohenにて第33回目となる企画展では、亀澤裕也+橋本ユタカ2人展<じょじょに天気がよくなって>をご紹介致します。
2人の出会いは今から7年前…。
美術学校へ進学するための予備校で出会う事となる。そこで、似たような感性と目的を持った2人はすぐに意気投合し、更に商業的美術を学ぶため専門学校への進路を選択した。
専門学校での2年間の経験と出会いを糧に卒業後、2人は美術のあり方そのものに疑問を抱きつつ別々の道を歩むことになる。
亀澤はより多くの刺激と可能性を求め上京し、頻繁に個展やグループ展を開催を重ねつつ、雑誌広告や絵本の挿絵などのイラストレーションを積極的に行い、イラストレーターとして着実に歩んでいる。
橋本は地元である関西を拠点に個展、グループ展、公募展に参加するなど作家として精力的に活動を続け、発表の場を広げているとのことだ。
2人の画風やモノづくりにおいての構築方法は、全くの正反対だ。 亀澤の作品には頻繁に動物が登場する。彼の視点から見える純粋に”可愛い”と思う世界を絵に置き換えることで、他者にその喜びを伝達しているつもりだと語る。
一方、橋本は写真から作品を制作することが多い。写真と言う、いわゆる瞬間を切り抜いた静止画を更に簡略化し作品に置き換えているのだ。 そんな、画風がまるで違う2人がなぜ2人展を開催するのか…筆者である私はその疑問にぶつかった。
専門学校卒業後、それぞれイラストレーターと作家として独立した活動を始め、4年目の年を迎えたが「今までお互いに何を経験し、どう変化したのか?」 2人にとっての再確認のための展覧会だと彼らは言う。
本展では両者ともに約20点の作品が展示される。
彼ら2人の全く正反対の作品が合わさった空間に、どんな空気が生まれるのか。
<記> SKKY 川上勝己
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亀澤裕也 Yuya Kamezawa
過去の仕事 |
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2005 |
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社内広報誌表紙(JFEテクノリサーチ株式会社)
青柳忍著 『こんな日曜日があった』装画(新風舎)
宮澤里美著『くつしたタ-タのぼうけん』絵本挿し絵(新風舎)
かたおかくにえ著『おふくばあちゃんのぼうし』絵本挿し絵(新風舎)
大森PRIMO(東京)母の日ポスター(スタジオ・エフ) |
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受賞暦 |
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第3回TIS公募 アマチュア部門入選
第135回ザ・チョイス(奈良美智選) 準入選
第137回ザ・チョイス(土井章史選)入選
第142回ザ・チョイス(D-BROS選)入選
第146回ザ・チョイス(佐野研二郎選)準入選 |
■他、個展・グループ展多数。
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橋本ユタカ Yutaka Hashimoto
過去の展覧会 |
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2001
20022004
2005 |
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40mm バッヂ展 /gallery ロクシキ
ノーマーク Part1 /ギャラリー千
SWITCH /gallery ロクシキ
SITEN/Gallery SPOON
負より生まれるモノ/ ギャラリーマロニエ
個展 “First Exhibition”/ iTohen
個展 “カケル”/ iTohen
公募展 “そらみいと” / iTohen
橋本ユタカ+山田真士_北雑賢司 EXIHIBITION/ digmeout CAFE |
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