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吉行洋子とつき山いくよの2人展「吉月会」

石膏を主な表現材料として制作を続けている吉行洋子氏と、主に平面他、身体表現を分け隔てることなく平行して活動を進めている、つき山いくよ氏による2人展を当画廊にて開催致します。

元々、先生と生徒といった2人の関係はもう、20年以上も変わらず経過しています。つき山氏が小学生の頃、当時の子供たちの間の習い事の1つとして“流行り”であった絵画(図工)の教室。そこに友人の紹介で何となく通い始めたのがキッカケだそうです。以来、引っ越しなどの事情で遠ざかってしまったアトリエには通わなくなったものの、高校生の頃にはたまにフラリと現れ制作し、大学生になるとより頻繁に通うようになりました。
再開するには理由があるはず、と問いつめると、どうやら吉行氏の主宰する教室には『押しつけがましくない』美術教育が根底としてあったようです。 つき山氏にとって、そこで得たものは何より<自由になるための方法>だったのかも知れません。

本年の初夏に<こどもアトリエ>の縮小を契機に、つき山いくよ氏が中心となり、枚方市 ソーイングギャラリーにて『大きくなったこどもと大きくなっていくこどもの作品展。』が開催されました。そして、本展へと成長するに至ります。 吉行洋子氏の手によって産み出された彫刻の周辺を、あたかも風景を象るように軽やかに、そして懸命に風を運び込もうとする、つき山いくよ氏の新作のドローイングなどを多数、発表致します。

吉行洋子

1949 生まれ  ・幼稚園の頃より、お絵描き教室に通う。 ・愛知県立旭丘高校:美術科にて日本画・洋画・彫塑を学ぶ。 ・京都教育大学 特美:彫塑科 卒業。 ・大阪府立今宮工業高校にて5年間、美術専任講師として在籍。  ・<こどもアトリエ>は学生時代より2004年春まで主宰。

つき山いくよ

1972 北海道生まれ
1994 相愛大学人文学部日本文化学科卒業

■主な展覧会

・1991 よあけ展(大阪・トリコロール)
・1992 スコブル博覧会「ペチカ」(プラネットステーション)
・1993 つき山いくよの百貨店「CHARMING LIFE 」(京都・真空クラブ跡)
・1994 つき山いくよのハッピーアワー「モダンとキッチュ」(大阪・自由空間)
・1996 つき山いくよの絵画展「ハネムーン」(京都・ギャラリーギャラリー)
・1998 第25回現代美術茨木1998 特集作家(大阪・茨木市立青少年会館)
・1999 食後の音楽(京都・ギャラリーそわか
・2002 本にまつわる展覧会(金沢・フルオブビーンズ /salon sui)
そのかど走ればブックフェアー&七夕おもてなしショー(京都・alphabet )
・2003 ブックフェアー(大阪・カナリア)/ ほとりで。(大阪・TWIN SPACE
・2004 大きくなったこどもと大きくなっていくこどもの作品展。

■ダンス・パフォーマンスなど

・2001 愛さない×卵を持って家出しよう(奈良・浮遊代理店)詩人:上田假奈代 かなもりゆうこ /「美術の時間」(京都・ギャラリーそわか
・2002 「まるでまる」コモンズフェスタオープニングアクト(大阪應典院) 辻野恵子 と
・2003 COCOROOMオープニングライブ「あなたとわたしのあいだに」 詩人:上田假奈代と/ Trade mark kyotoオープニングライブ(京都)/
ほとりで。展ボンジュールツアー  渡辺智江(べートルズ)と
・2004 大きくなったこどもと大きくなっていくこどもの作品展。ミニライブ 渡辺智江(べートルズ)と/ READING THE BIGISSUE「未完成・運命・新世界 フラミンゴ」
路上詩人橘安純と (大阪・COCOROOM /四条畷・えにし庵) 他 多数。