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suzukie 展「そとがわとうちがわのはなし」

iTohenにて第225回目となる今展では、関東を拠点に活動を続ける画家兼イラストレーター:suzukie氏をご紹介致します。個展として、まとまった作品をご披露するのは弊廊では初めてとなります。


彼女の活動は、毎夏に開催している協同企画展<おんさ>に出品して下さったことが契機
となり知る事になりました。
どの作品も、画面に傷をつけたり風化させたような痕跡を作ろうとした仕事のあとが見受けられます。

美術系の短大へ進み、その期間は主にアニメーションの制作に没頭したとのこと。粘土や紙、人形を使ってのストップアニメ−ションでした。
当然、東欧で作られたアニメーションに魅力を感じていたようで、色濃く影響を受けた様子です。

特殊な機材や撮影環境が必然的に求められるこの表現方法は、それ相応の金額が必要になります。そういった事情も重なり、次第に身近な材料で制作をし直すことになりました。逆にこのような経緯が、彼女にとって平面に立ち向かうための集中力を与えてくれることになったようです。

suzukieは、“時間の経過”に興味を抱いてるのかも知れません。ヤカンだろうが、町の至る所にある看板であろうが、いわゆるキレイでピカピカの<サラピン>には何の感動も得れないのでしょう。

一つの<モノ>は、人の手を経て、時間が経過し、時には雨風に晒され劣化していきます。これは<モノ>の宿命と言っていいはずです。しかし、知らない誰かの、その<モノ>に対する愛着が生まれ、メンテナンスが施されれば、そうされる程、魅力を伴った輝きを放ちます。アンティークなどと言われる物は、その分かり易い例であるかも知れません。

結果よりも、その時間の経過の中に生まれる<物語>に多大なる関心を抱いてるようです。

「外側と内側」と題した今展は、視点の差異やズレをテーマにしました。

「自分の思っている自分と、他人から観た自分の印象はきっと違っていて、
自分が鏡を使って見る自分と、他人が見る自分の顔もきっと違う。」

と考えるsuzukie。そんなことを基礎に据えつつ構成した24点の作品が並びます。

是非、この機会にご来場くださいませ。

iTohen 鯵坂兼充

 

suzukie /スズキエ/(鈴木恵美)

画家・イラストレーター

1984 静岡県浜松市生まれ
2005 名古屋造形芸術大学短期大学部卒業
2007 ロンドンに一年住む
2009 東京都に住む

MJイラストレーションズ 13期生

個展
2011 「月の話」個展 Gallery NOKTA 静岡
2010 「と或る」個展 CHARTREUSE cafe 東京
「red tables」個展 GALLERY BAR 556 東京

その他
2011 文庫カバー「家霊」岡本かの子  角川春樹事務所
GALLERY HOUSE maya 「装画を描くコンペティション vol.11」 入選
The Art Complex center of Tokyo 「ARTLABO X」入賞

Official web site[suzukie]