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中田 有香 展「LOOP」

iTohenにて第224回目となる今展では、関西を拠点に活動を続ける 中田有香(なかたゆか)氏をご紹介致します。弊廊では2010年2月以来、二度目の開催となります。


自然豊かな環境に身を置き、作品の素材となる自然物を採取し造形物として再構成する。これは中田さんの表現方法の基軸となっているものです。

前回の展示では、自然物がもつ色や形、その姿をありのまま残し再構成した作品群が登場しましたが
今回はそこに自ら色を塗り重ね、擦り、削り…の作業を繰り返した後に、素材を表出させるといった試みが数多く見受けられます。その作業は、言い換えると<地層を掘り起こす>作業に少し似ていると言えるかも知れません。

はたして、作家はそこに何を見出したのでしょうか?

昨年は “3.11” 以降、我々の環境、また心境が著しく変化した年になります。中田さん自身、作品制作に対する創作意欲の浮き沈みもあり苦しい年になったと言います。
そんな状況の中、当然の様にその全てを受け入れ、たくましく生きている自然や植物の姿に、深く感銘を受けたと言います。もの言わぬもの達だけに一層力強いメッセージとなって中田さんに響いたのかも知れません。それは、ふたたび自身の創作活動を再開する原動力ともなります。

先述した<掘り起こす>という作業。それは、信じれる<何か>に向かって、作家自身の迷いや不安を払拭させるための行動そのものの<表れ>なのかも知れません。

今展は、昨年[ギャラリーDen mym]で発表した作品8点を含め、新作15点を交えての展示となります。是非、この機会にご来場くださいませ。

iTohen 角谷 慶

中田 有香 Yuka Nakata

1969 三重県生まれ
1992 大阪芸術大学映像学科卒業
1992~99 印刷会社でコピーライターとして勤務
2000~03 フラワーデザインを学んだ後、講師を経験
2007 個展 ギャラリーDen(大阪)
2009 個展 ギャラリーDen58(大阪)
2010 個展 Gallery Books Coffee iTohen(大阪)
2011 二人展 ギャラリー陶夢(信楽)
三人展 ギャラリーDen mym(京都)
角川春樹文庫 「智恵子抄」文庫本の表紙画を制作