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藤谷英奈 谷口史 菅濱奈里 3人展「よまいごと」

iTohenにて第163回となる今展では、“よまいごと”と題した3人の女性作家による
グループをご紹介致します。

A)そもそもの3人のつながりなんですか?

S)予備校時代の友人です。


A)なぜ、展覧会をしようと思ったんですか?

S)予備校の時に出会った3人が別々の場所で大学3年間を経て、 作品を創るという立場になった時に、どのようなものを創るのかそれぞれが見てみたかったからです。この3人だと、きっと面白い展示ができると確信してました。


A)今回、どのような空間を3人で作ろうと計画されてるんですか?

S)それぞれの分野で培ってきた技術をもとに、各自が過ごす社会や大学の中で感じる「よまいごと」を浮かべ、意識の中に誰しもが持っているけれどはっきりとは掴めないものをかたちとして少し感じてもらえたらと思います。現実と意識が見え隠れするような森で観た人が迷子になるような展示にしたいです。


A)今展の広報に専念した菅濱さんの、その視点からのコメントをください。

S)私以外の2人は金工ですが、私はグラフィックデザインを現在、勉強しています。2人に制作に専念してもらうためにDMを作ったりすることや、私がデザインの視点でこの展示に何が出来るか考えて動くようにしました。

S)菅濱奈里

藤谷英奈 Ena FUJITANI

金工を始めて2年が経ちました。たくさんある技法のなかの、
ごくわずかを知り始めたばかりですが、金属の魅力に
どっぷりはまっています。
毎日毎日、銅や真鍮を直に触っていると、金属という素材のもつ独特の温かみがだんだん分かるようになってきました。
金属の面白さ、奥深さを、もっともっとたくさんの人に
伝えるべく、頑張ろうと思います。

1987年12月5日
大阪府生まれ
金沢美術工芸大学 工芸科 鍛金専攻

谷口史 Fumi TANIGUCHI

金属を自らの手で叩くことにより浮かぶ表情に
同じものは二度とない。
その一打一打に変化していく美しさをどうにか捕まえて、
自分とともに瞬間的に留める。
そういうことを意識して作品を作っていきたい。
金属を叩くという単純な行為によって出来る無限の形にいのちの神秘をのせてその表情の面白さの一つずつを、
人に伝えていきたい。

1987年8月28日
大阪府生まれ
金沢美術工芸大学 工芸科 彫金専攻

菅濱奈里 Nari SUGAHAMA

デザインは必ず目的があるものだと思う。
それが私を安心させる。ものをつくる喜びになる。
誰かに喜んでもらうこと、デザインは楽しいもの、
生活を豊かにするものだということを
常に思い出しながら制作してる。

1988年1月22日
大阪府生まれ
大阪教育大学 美術コース デザインゼミ