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新年 第二回 吉月会  吉行洋子+つき山いくよ

<紹介文>
2007年新春のiTohenを彩ってくれる最初の企画展(弊廊では、通算43回目を数える企画展)では
一昨年の同時期に開催して頂いた、吉行洋子とつき山いくよによる2人展<第二回 吉月会>を
ご紹介致します。

2005年開催時に紹介したように両氏は元先生と生徒といった関係。
20年以上も続くこの2人の関係はお互いの距離感と信頼からなせるものかと思える。

それは一方的な尊敬と言ったものではなく、双方に観点と年齢、辿ってきた経過こそ違えど、汲み取り合ってきた非常に良好なる結果であろう。

以前は、2人でいかに空間を組み立てていくかに主題を置いていたようだが、
今回は副題にもあるように“1+1=2じゃない2回目の吉月会”としているように、どうも様子が違う。

互いの間に友好的な企みがあり(私はここで“大人のワルダクミ”と命名しよう。)、2人でこそ作りえる空気と作品とが表現出来ることの可能性を再認識したからこそ、この展覧会を引き受けてくれたのであろう。
その意気込みを聞くだけで期待が膨らむというものだ。

吉行洋子は旧作に加え、パウル・クレーが最晩年に残した膨大なデッサンの中からインスピレーションを受けたものが立体として登場。

一方、つき山いくよは『NEW TITLE』と題した携帯電話に今や必需品となっているメール機能の中にある
<空欄>を主題として取りあげた限定500部の新作本を発表予定だ。

平面のみならず、その時々に必要と感じた彼女しか持ち得ない希少なセンサーは経験を重ねるごとに顕著にまた、的確に表現されるようになってきたかのように私は感じている。

加えて展示の為の大切なモチーフでありイメージである“ボート”は彼女の中で、終わりと始まり、また旅や予感を感じさせると言う。何気なく取りあげ、習作を重ねていく内に2007年という新しい年の幕開けにピタリと合致するものと強く意識するようになったそうだ。

また会期最終日には、音楽家のイノウラトモエを迎えボートにまつわるイベントも計画中だ。

様々な事柄や情報を伝達する手段が多様化して歯止めが効かない昨今を考えた時、吉行洋子の仕事のあり方や、つき山いくよの表現者としての幅を持たせようとする積極性こそ、非常に純粋なものだと私は感じ、この展覧会を依頼したのである。

<記> SKKY_ 鯵坂兼充

吉行 洋子

1949  生まれ
2006.7 烏丸御池駅ギャラリー/2001年から祇園祭のころ18ウインドーに1年間の作品展示  2006.9 大阪府現代美術センターB室/ピカソの「ラス・メニーナス」58点連作の中に登場する
2006.9 10人(小さな王女マルゲリータから侍女侍従)と犬を立体化。

【2007年 予定の展覧会】
2007.6 大阪SEWING GALLERY(ヌード素描展)/「勝手にワークショップ」と題して
2007.6 作家のクロッキーをアルミ線と和紙で立体化

2007.7 京都烏丸御池駅ギャラリー
2007.10 大阪府現代美術センターA室 /クレー晩年の素描を立体化_60歳でなくなる1年前の
2007.10 1939年は1200枚以上の制作数で、 エンピツの線でのびのび描かれた天使や
2007.10 エイドラ(幻影の人物)は魅力的。今回の展覧会ではそれを立体化。

つき山いくよ


1972 北海道生まれ

■主な展覧会
1991 よあけ展(大阪・トリコロール)
1992 つき山いくよのスコブル博覧会「ペチカ」(大阪・プラネットステーション)
1993 つき山いくよの百貨店「CHARMING  LIFE 」(京都・真空クラブ跡)
1994 つき山いくよのハッピーアワー「モダンとキッチュ」(大阪・自由空間)
1996 つき山いくよの絵画展「ハネムーン」(京都・ギャラリーギャラリー)
1998 第25回現代美術茨木 1998特集作家(大阪・茨木市立青少年会館)
1999 食後の音楽(京都・ギャラリーそわか
2002 本にまつわる展覧会(金沢・フルオブビーンズ /salon sui)
2002 そのかど走ればブックフェアー&七夕おもてなしショー(京都・alphabet
2003 ブックフェアー(大阪・カナリア
2003 ほとりで。(大阪・GALLERY TWINSPACE
2004 大きくなったこどもと大きくなっていくこどもの作品展。(大阪・SEWING GALLERY
2005 第1回 吉月会(大阪・iTohen)吉行洋子と
2005 stock collaboration展(大阪府立現代美術センター展示室B)大阪府所蔵の作品と
2005 みんなのいとえ展(大阪・iTohen)

■ダンス・パフォーマンスなど
1994 AMAMAMA(兵庫・尼崎児童公園)
1995 山下残ダンス公演「ファミリー」(京都旧明倫小学校・長野豊科近代美術館・アートスペース無門館)
1996 BALASKA(兵庫・AIホール)
1996 つき山いくよ秋のツアー’96 「ココロのトリドローイングの旅に出る」(東京・大阪・滋賀・京都) 1998 トンネルを抜けたら背中{スタミナ一万マイル}(京都・ギャラリーそわか
1999 山下残ダンス公演「空の音」(京都・スペースイサン東福寺 大阪・トリイホール)
2000 山下残ダンス公演「想い出」(横浜・STスポット)
2000 「満州の思い出」(大阪・トリイホール)
2000 「思い出」 [アートノバ](東京・アサヒアートスクエアA)
2000 かなもりゆうこ「美術の時間」(岡山・デビットホール)
2001 愛さない×卵を持って家出しよう(奈良・浮遊代理店)詩人:上田假奈代
2001 かなもりゆうこ 「美術の時間」(京都・ギャラリーそわか)
2002 「まるでまる」コモンズフェスタオープニングアクト(大阪・應典院)辻野恵子と
2003 COCOROOMオープニングライブ「あなたとわたしのあいだに」詩人:上田假奈代
2003 Trade mark kyotoオープニングライブ「べーちゃんとつきちゃん」(京都・Trade mark kyoto
2003 ほとりで。展ボンジュールツアー  渡辺智江(べートルズ)
2004 大きくなったこどもと大きくなっていくこどもの作品展。
2004 /ミニライブ  渡辺智江(べートルズ)
2004 READING THE BIGISSUE「未完成・運命・新世界 フラミンゴ」
2004 / 路上詩人橘安純と (大阪・COCOROOM /四条畷・えにし庵
2005 つき山いくよとiTohenのおもてなし
2005 「屋上のこい」(大阪カレイドスコープ公募部門・芦澤竜一建築事務所屋上)
2005 stock collaborationt展 「消えるドローイング」(大阪府立現代美術センター展示室B)
2006 BOCHI BOCHIホリデーショー ~パンの巻~
2006 渡辺智江(べートルズ)辻野恵子 青木パン子 郷田エイ子(zooiii劇団)と
2006(京都・西陣ほんやら洞2階 Theatre zooiii)