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川瀬知代 個展「天灰」

<紹介文>
関西を拠点に活動を続ける川瀬知代は、 昨年の同時期に弊廊にて発表をし、今年で2度目の開催となる。

作家として意識を明確にし、創作活動を始めて以来、川瀬の描く絵には”山”やそれを象徴化したような”三角形”のカタチが 頻繁に登場する。
それらは意識の底の方=無意識のうちに現れてくるそうだ。

度々登場するそれらを観ていると、彼女が生まれ育ち ある程度の人格が形成されるまで過ごした 三重県北部の緑豊かな山々に囲まれた環境が強く反映されていることは無視できないことに気付く。

川瀬曰く、「 創造物とは 私が創れる 人工的な自然物 」。

山々(古代から続く自然)は我々の想像を超える多くの生命の営みが存在する巨大な自然の塊であるが、
川瀬が創りだした作品も、極めて純度の高い自然物だと言える。

それらが互いに強く呼応したとき、川瀬の中で視覚的に何かが形成されていくのであろう。



昨年の展示では、自らを[客観視]することで[独立]した舞台を創りあげたが
今回は舞台そのものを作品化する初の試みとなる。

新たな川瀬の一面をぜひ観て頂きたい。

<記> SKKY_角谷 慶

川瀬知代 Tomoyo Kawase
<履 歴>

1980.03  三重生まれ
2002.03  大阪芸術大学卒業

<グループ展>
2005.05 「ART LIFE CRYSTA・ART POSTER MARKET」(クリスタ長堀)
2005.07 「ARTZONE ARTFAIR・PRE」招待出品(ARTZONE)
2005.08 「そらみいと」soramimibunco+iTohen協同企画作品展参加(iTohen)
2006.10 「KYOTO ARTBEAT 2006」招待出品(Tearaimizu-cho Place)

<個 展>
2005.05 「愛せよ許されよ」(gallery Lotusroots)
2005.11 「金平 konpei」(iTohen) / ドローイング画集「金平」刊行
2006.03  「kodomo OTOKAGE」(CRYSTA WEST GALLERY)
2006.11 「天灰 tenkai」(iTohen)

<主な仕事>
季刊誌「Re:s<リトルモア刊>」掲載の 連載<うつしよ百記帳_記:藤谷文子>の挿絵を担当する。

川瀬知代 オフィシャルサイト