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ミロコマチコ 個展「クッピンツー」

<紹介文> 今回、iTohenにて第28回目となる企画展では、
関西を拠点に活動を続けるミロコマチコをご紹介致します。

もとより物語を書くのを好んだ彼女は18歳の時、
大阪市に所属する人形劇団で台本を担当することになる。
市からの要請があれば、小学校、地域の子供会、キッズプラザなど、
あらゆる所を一員として廻った。
子供を人形劇で楽しませ、直に反応を感じる事の出来る実践の場での経験は
彼女にとって大きな喜びとつながり、その後 絵本作家へと進路を決めるキッカケとなる。

幼少より、お化けや得体の知れないモノといった
非現実的な存在をテレビなどの映像から好んで見てしまう傾向があったらしい。
本人は大の恐がりにも関わらず相当の数を見てしまっているとのことだ。
それが原因で今でも怖い夢をほぼ毎日見てしまうと言う。
彼女にとっての恐怖の対象であるそれらは、常にトグロを巻いて脳裏に居座り続けると言う。
作品には、激しくデフォルメされた奇怪な少女達が情け容赦ない筆さばきで描かれる。
その痕跡からは、自身に蓄積された膨大な量の恐怖であるそれらを描くことによって、
日々を解決していくようだ。 だが、彼女の手により<絵>となってしまったそれらは、
不思議なことに陰鬱な印象を感じない。 どちらかと言えば<コミカル>であろう。
それは彼女が元来備え持つ、天性の「明るさ」からくるのかも知れない。
それが自身の<怖>の表現を際どいハンドルさばきで無意識のうちに調整しているように思えてくる。
そう、彼女はドライバーで言う<スピード狂>なのだ。

絵本というメディアが彼女にとっての終着点として念頭にあるのが、
いわゆる的確な判断を与える信号であり、また標識となりえているのではなかろうか?
さてさて、彼女の目指す理想のスピードとは一体どれほどのものなのか。
夢と現実が入り乱れた交差点に、彼女の愛車は前進を続ける。

<記> SKKY 角谷 慶

<略 歴>
1981 1999 2006 大阪府枚方市生まれ
人形劇団(大阪市子供文化センター所属)で台本を担当する。
アートスクール梅田造形デザイン(大阪)卒業。
現在 作家活動を行う傍ら、会計事務所に勤務。

 

<展覧会>
2004 2005

2006

[どコア絵本画展]4人展(カフェQ:大阪)
[梅田造形デザインアートグランプリ] (光陽堂ギャラリー:大阪)
[ロコミロコ]個展(大阪 枚方市、自宅倉庫にて)
[pinpoint picture books competition受賞展覧会] (pinpoint gallery:東京)
[あぁ絵本満展]グループ展(iTohen:大阪)
[ニロイヤホホ]個展(ギャラリー匠庵:大阪)
[クッピンツー](iTohen:大阪)

 

<受賞歴>
2003
2004
2005
新風舎えほん賞 奨励賞(ストーリーのみ)
梅田造形デザインアートグランプリ 奨励賞
第6回 pinpoint picture books competition 入選
第27回講談社絵本新人賞 最終選考

 

>ミロコマチコ Official Site