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小松ミホ出版記念展「ラビト 」

今日もsoramimibuncoにて
僕は、何となしにちょっと距離を置いて二人の話を聞く。
女性同士だからか、感性が似ているからか、二人の話はとても波長が合っていると思う。
そしてある時ピッタリと波長が合う。それは言葉ではなく感覚で合うという感じ。
その瞬間に小松さんのペンは勢いよく走りだす。 脳とペンが直結しているんだと思う。

明日で最終日。明日はどんな瞬間が生まれるのか とても楽しみ。

sumiya

紹介文
Introduction sentence
今回iTohenにて第15回目となる企画展では、作家:小松ミホを御紹介致します。
昨年度、幣廊での開催から丁度一年が経過した彼女が、今回<ラビト>と題した自費出版本を制作致しました。
本展は、その出版を記念した原画展となります。 ラビト = 裸人。裸のままの、素のままの自分。小松ミホが一人の女性として一般的な生活を送る毎日の中で、あらためて見出した「ん…?」と疑問符のつく、ごくごく微量の事柄を列挙し“絵”という媒体を通して表現したものです。
小松ミホという描き手が放つ、最大の魅力はなんといっても“線”に尽きます。 切なく、限りなく切なく相反して、ふくよかで相手(観覧者)を見捨てない寛容さをはらんだ線。そして絵として還元されたものは、どれもがかゆい所に手の届くものばかり。 まさに[まごの手]的なものと考えます。 感覚的(直観的)なものは、まず点として存在し次に線へ、そして面へとつながるものに移動していくための乗り物として[本を出版する]という手段を選択したことは、しごく自然であり、必然性を感じます。 出版の規模が小さいと言えど<サイズ>ではなく<スケール>が重要になってきたと思える現代において、彼女の表現者としての立ち位置からは今後も目が離せません。

小松 ミホ  KOMATSU,Miho

1979
1999
1999
2001
2001
2001
2004
2005
大阪生まれ
グループ展(大阪
グループ展(大阪)
CDジャケットアート展(ホワイトキューブギャラリー:大阪)
“ウエストベスト”グループ展(ギャラリー80:東京)
“Ф40”グループ展(ギャラリーロクシキ:大阪)
個展 小松ミホ展(いとへん:大阪)
個展 ラビト出版記念展(いとへん:大阪)